記念すべき第一回目は今回、役者と制作を努める隆さんです。なにやら一回目でよくわからんインタビューになってしまいましたがなかなか真面目な話もきけたのではないでしょうか。それでは、どうぞ。 | |
小林隆
Takasi Kobayasi |
生方役 |
隆: | はじめて? |
アサヒ: | インタビュー、一発目なんですが、いいですか? |
隆: | いや、いいよ。 |
アサヒ: | オレのインタビュアーとしての能力はまだかなり低いですよ。 |
隆: | しらないよ、そんなこと(笑)。でも、わかった。なんとかしよう! |
アサヒ: | おねがいします。でも隆さんも前やってましたよね? |
隆: | やってたやってた。はい、どうぞ。 |
アサヒ: | お名前は?? |
隆: | ・・・小林です。 |
アサヒ: | (笑)いやいや。フルネームで。 |
隆: | 小林隆です。 |
アサヒ: | あれ?でもそういえば今回はそっちでいくんですか? |
隆: | うるせーな(笑)ふれちゃいけねーよ、インタビューとして。そこは。 |
アサヒ: | あ・・・、はい。いや、じゃあ普通に。隆さんは役者ですよね? |
隆: | (笑)役者だよ!こう見えても! |
アサヒ: | (笑)いや、違いますよ!今回・・・ |
隆: | 受け付けかと思った?? |
アサヒ: | あ、いやいや(笑)。今回は役者だけですよねって言う意味です。 |
隆: | あと、制作。 |
アサヒ: | あ、そうか。 |
隆: | いちおうね。 |
アサヒ: | あ、じゃあとりあえずそれはおいといて、役者の役どころは?? |
隆: | 役どころは・・・、・・・工員です。 |
アサヒ: | 名前は? |
隆: | 生方くんです。 |
アサヒ: | どんな役ですか? |
隆: | 知的障害者の34歳です。 |
アサヒ: | 34なんすか? |
隆: | うん。 |
アサヒ: | その役はどうですか?難しいですか? |
隆: | ・・・難しい・・・、難しいですよ。 |
アサヒ: | このベテランの隆さんでも? |
隆: | (笑)。そんなことないですよ。 |
アサヒ: | (笑)。なんか、さすが一発目っていう感じゃないですか(笑)。いやー・・・、でもどう難しいとかないですか? |
隆: | :どう難しい・・・、うーん、やはり普通に見せたいとは思うんですよね。 |
アサヒ: | 知的障害者として? |
隆: | うん。自然に見えてなおかつ劇の進行を妨げないという・・・ |
アサヒ: | (感心して)はぁ・・・。すごくいい答えじゃないですか。 |
隆: | なにがいいことなんだよ(笑)? いやぁ、でもうれしいなぁ。 |
アサヒ: | いやいや(笑)。 |
隆: | だから、見学とか行きましたよ。 |
アサヒ: | まじすか!? |
隆: | うん。 |
アサヒ: | おー、そういう答えがほしかったんすよ。え、でもどこにいったんすか? |
隆: | (うれしそうに)ネタをまってた(笑)?えー、ワークホームっていうとこにいったんですけど、そういった人たちがあつまってて、で、交通費くらいは支給されるんだけどね・・・ |
アサヒ: | あ、カネの話はいいっすよ(笑)。 |
隆: | いやいや。オレがもらえるんじゃなくてね。 |
アサヒ: | え、でも、なんなんすかそれは。 |
隆: | あ、ダンボールをつくっていて、で、30人くらい集まっててさ。 |
アサヒ: | あ、それに隆さん参加したんですか? |
隆: | そうですね。 |
アサヒ: | それって障害者の人しか参加できないんですか? |
隆: | いや、その中に先生みたいな人がいてね。みんなに指導しているわけなんだけれども・・・まーなんで見学しに行ったかっていうと・・・ |
アサヒ: | まだ、なんかよくわかんないんですけど・・・ |
隆: | あ、だから工場だよ。 |
アサヒ: | 障害者の人が働いている? |
隆: | そうそうそう。だから今回の設定と一致するでしょ。 |
アサヒ: | はぁ。それ、今回の公演のために行ったんすか? |
隆: | あともうひとつ行ったんだけど・・・ |
アサヒ: | 二つもいったんすか!? |
隆: | うん。もうひとつは障害者のひとっちが集まってテニスをしてリフレッシュをしようっていう所ね。そこは子供が中心なんだけど、子供と・・・、お母さんと・・・いっしょにきて、そこに・・・指導者みたいな教える人が来て、でおれは見学させてもらったんだけど。 |
アサヒ: | ほぉー。すごいっすね。おれそれ、このコーナーやんなきゃ絶対聞かなかったですよ!その話! |
隆: | (苦笑いして)ははは(笑)。あー、でもなんかこれ、アップしちゃうんでしょ?やだなぁ、ひかえめに書いといてよ。 |
アサヒ: | じゃあ、書いときますんで。 |
隆: | だから、そーいうのもさぁ、見学は気を使うよね。劇でそういう役をやるからっていう・・・ |
アサヒ: | あー、まぁ。 |
隆: | うん。ちょっと問題あるじゃない。 |
アサヒ: | うーん、チャラチャラしてるみたいな・・・。そうですよね。(納得する) あー、でもこんだけ話を聞けりゃ充分じゃないですか。 |
隆: | なにがだよ(笑)。インタビュー? |
アサヒ: | はい(笑)じゃあいちおうマイブームは?それくらい聞いておきましょう。 |
隆: | マイブーム!?・・・マイブームか・・・。 |
アサヒ: | 最近のマイブーム、なんかないんすか? |
隆: | マイブームは・・・そうだなぁ・・・。 |
アサヒ: | 似顔絵ですか? |
隆: | あー・・・、似顔絵・・・と、あと映画のサントラを聞くこと。 |
アサヒ: | サントラ。 |
隆: | あと、映画今見まくってるのね。・・・今年入って現在80本・・・ |
アサヒ: | え!?80本!・・・それってビデオとか・・・? |
隆: | ビデオ、ビデオ。 |
アサヒ: | 全部すか? |
隆: | 全部って言うか、映画も見たけど・・・。 |
アサヒ: | すげー。じゃあ、オススメをひとつくらい・・・? |
隆: | オススメをひとつ? |
アサヒ: | いや、別にひとつじゃなくてもいいすけど(笑)。 |
隆: | えーとね、映画館で見たのでは・・・オーシャンズ11がすごい面白かった。 |
アサヒ: | え!?まじすか、あれって評判悪くないすか? |
隆: | 僕は面白かった。いいんだよ。感想なんだから! |
アサヒ: | いや、まぁいいんじゃないすか。ガッって感じで。 |
隆: | いやね、ストーリーうんぬんじゃなく、かっこいいの。なんか。 |
アサヒ: | へぇー・・・。 |
隆: | 音楽がいい。 |
アサヒ: | あぁー!音楽が。なるほど、わかりました。じゃあ最後に、なんだろ、みどころはまぁいいとして |
隆: | オーシャンズ11の? |
アサヒ: | いやいや。 |
隆: | この劇の?みどころ? |
アサヒ: | あ、でもあれじゃないすか、もう、俺の障害者の役を見ろ!みたいな。 |
隆: | そうだなぁ、みどころはねぇ・・・ |
アサヒ: | いやいや、難しければいいすよ(笑) |
隆: | あ、いや、考えさして。 |
アサヒ: | いやいや(笑) |
隆: | いや、だからなんか・・・ |
隆: | うん、だから、ネタとして僕 障害者やってるわけじゃないからね。だから彼の、人間性を、見てほしいな。 |
アサヒ: | あー・・・、あ、なんでちょっとテレ気味なんすか(笑)? |
隆: | まじめに言うとね。 |
アサヒ: | じゃあ、とりあえず最後、お客さんに一言。 |
隆: | 最後?オマエさっき最後って言ったじゃん(笑)。 |
アサヒ: | いやいや、これでまとめて(笑)。 |
隆: | お客さんに一言?うーん、まぁ、わざわざ見に来ていただく価値のある作品だと思うので・・・ |
アサヒ: | はい。 |
隆: | ぜひ、お見逃しなく。 |
アサヒ: | はい。それでは、ありがとうございました。 |
隆: | ありがとうございました。 |
小林隆 |