「Per second」インタビュー
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中尾麗イザベル |
第４回目は、舞台で絶叫、絶叫、また絶叫。中尾麗イザベル氏です。舞台ではキレまくりの彼女ですが、私生活ではそんなことはありません。この時期も公演と平行してなかなかに多忙な日々を送っていたそうですが、そこんとこどうなんでしょう。 |
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中尾麗イザベル
Nakao Rei Izabel |
二階堂役 |
| アサヒ： | お名前は？ |
| イザベル： | ちょっとまってよ、そっから？ |
| アサヒ： | とりあえず。とりあえず。 |
| イザベル： | …中尾麗イザベルです。 |
| アサヒ： | 今回イザベル役者だけだよね？ |
| イザベル： | そうだね。役者だけ。稽古も週に２回とかだから、役者の中でも格段に少ないほうじゃない？ |
| アサヒ： | （笑）。それってヒナさんより少ないんじゃないの。 |
| イザベル： | あ、そうなの？ |
| アサヒ： | うん。かも。え、ていうことは全部で稽古１８回…とか？少ねー。それでできるの？ |
| イザベル： | （笑）。いや、それでできるのっていうか、できなきゃダメでしょ。 |
| アサヒ： | ああ、もうやるしかない（笑）。 |
| イザベル： | うん。やるしかない（笑）。マスト、マスト。 |
| アサヒ： | イザベルは、役者、何回目なの？ |
| イザベル： | 櫻の園が一回目でしょ… |
| アサヒ： | え、そうなの？ |
| イザベル： | あ、新人公演を入れるとしたら…、ポインセチアがあって、櫻の園があって、バビがあって、コリージョンがあって、あとは士郎さんの公演を入れると、jumpがあって… |
| アサヒ： | ６回目？ |
| イザベル： | そうだね。 |
| アサヒ： | あー、そうか。なんかでも俺のなかではイザベルもうベテランっぽく…。 |
| イザベル： | （笑）。まさかー！？ |
| アサヒ： | （笑）。いやいや…、っぽくなってるんだけどね。 |
| イザベル： | なんでよ？ていうか一緒のときじゃん（笑）。 |
| アサヒ： | あ、そうか。 |
| イザベル： | アサヒ君いるときにしか私いないもん。その前とかいないし（笑）。言ってみればアサヒ君もベテランに見えるよ。 |
| アサヒ： | いやいやいやいや…（笑）。てかこんなお互いを誉めあってどうすんだよ…（笑）。 |
| イザベル： | ほんとだよ（笑）。 |
| アサヒ： | まあいいや。とりあえず、役どころは？ |
| イザベル： | 二階堂の？品質保証部の検品パトロール班長。いろんな部署に分かれてる、宵の明星蓄音機っていう工場の、まぁ作り出す製品の品質を保証する。品質保証のところね。そう。まぁ製品に傷があったりしたらチェックする…っていうか罰を与える… |
| アサヒ： | ほー。その役はイザベル的にはどうなの？っていうか簡単っぽい感じなの？ |
| イザベル： | あぁ、そんな簡単なわけ無いじゃん（笑）。 |
| アサヒ： | 結構そのままのキャラなの？ |
| イザベル： | あーなるほどね、なるほどね。自分と比べてってコトか。 |
| アサヒ： | そうそうそう。 |
| イザベル： | はー…… |
| アサヒ： | いや俺もちょっと見ただけなんだけど、かなーりキレ気味のキャラだった気が…。 |
| イザベル： | キレすぎだよね。まぁ…うーん…そういう部分もある。二階堂班長のような、なんかキレるっていうか、こう…ビシパシと…自分の仕事に一生懸命なあまり…なんか、ほかの人をビシバシ切ってくっていう…部分もあるけど…どうなんだろう？二階堂もすごいキャラがはっきりしてるからね… |
| アサヒ： | そうなの？ |
| イザベル： | そうじゃん。今回みんなすごいキャラがはっきりしてるよ。…でも、なんだろう、いままでやったコリージョンとかとちょっと似てるから、キャラ的には。 |
| アサヒ： | なるほどなるほど。 |
| イザベル： | あーいうイメージだから、まぁそれの延長線上かな、と私は勝手に解釈してるんだけど… |
| アサヒ： | あぁ…。 |
| イザベル： | だから…それがもうちょっとまぁどの要素も強くしたような感じかなと。 |
| アサヒ： | なるほど。すばらしい！いまんとこ、かなりいい感じの返しをもらってるね。 |
| イザベル： | …そうなの？ほかの人もっとダメダメなの（笑）？ |
| アサヒ： | まぁ…。特に英士とか支離滅裂だったからね（笑）。 |
| イザベル： | ダメじゃん（笑）。まぁ拾い出してね、書くときに。てか余計なこと書かないでよ！ |
| アサヒ： | 俺？イザベルの？いや、いまかなりまじめじゃん（笑）。…うん。…あとは、なんだろうな…。 今、忙しいそうで…？ヒマができたら何がしたいですか？あ！…てか休みあるの、今。無いんじゃないの？ |
| イザベル： | ない！…けど。てか休みが出来たらもなにも、このままずーっとガーッといってフランスにバイバイーって感じだから…、このテンションのままだよ。たぶん。 |
| アサヒ： | んー…、じゃもう最近は自分の楽しいこととかはやってないの？ |
| イザベル： | （笑）。いや、そこまで…そこまで緊迫した状況ではないけど、うん。ただ、なんかほら、受験生みたいに時間を切り出して勉強しなくちゃいけないような状況だから…バイトも、まだ前よりは少ないくらいだよ。 |
| アサヒ： | …Bekkers？ |
| イザベル： | Becks。Bekkersじゃ無い（笑）。 |
| アサヒ： | あそうか（笑）。いっつもまちがえんだよね。今も真顔でいってしまった（笑）。 |
| イザベル： | Becksでやってるんだけどー！、バイトが忙しいとか、稽古が忙しいとかそういう状況ではなくって自分の勉強とか、あとはほら、いろんな手続きで…うん。決まりかけていたこのパリの住居が、また０に戻っちゃって…大変な状態に… |
| アサヒ： | マジで！？それ大変じゃん！ |
| イザベル： | そう（笑）。昨日また２０個くらい探して、メール書いて… |
| アサヒ： | すごい大変じゃん！ |
| イザベル： | すごい大変なのよ。うん。 |
| アサヒ： | はぁ。お疲れです。 |
| イザベル： | ま、でもそんな忙しさじゃないけど、あと行くまでには一ヶ月くらいしかないからね。 |
| アサヒ： | あー、でもあっちって学校自体は９月にはじまるんだっけ？ |
| イザベル： | いや１０月。とはいえ、フランスに行っちゃたら行っちゃったでもうこっちには帰ってこれないからね。荷物とか…例えば服とかさ冬物とかもそろえたりしないと。 |
| アサヒ： | あっちで買えばいいんじゃないの？ |
| イザベル： |
そんな！お金かかるよー！持ってく。持ってく。しかも送ったらその洋服代よりも高くなっちゃったりするから出来るだけ必要なものを最小限に… |
| アサヒ： | え、そんなかかんの？ |
| イザベル： | そう。送るのだけで１万、２万とか軽くかかるよ。 |
| アサヒ： | でも一回でパーンと送っちゃえばいいんじゃないの？ |
| イザベル： | んーでも重量が重かったら、それで５万とかかかっちゃうらしい… |
| アサヒ： | 大変だな。いろいろ。 |
| イザベル： | そうそうそう。あとね、フランス人の証明書ってのも必要らしくて… |
| アサヒ： | え、何、何？それはなんなの？ |
| イザベル： | フランス人は全員持ってんの。なんかさ、日本ってないじゃん。あるとしたらパスポートくらいじゃん。 |
| アサヒ： | うん。 |
| イザベル： | そう。ね。で、フランスの場合、フランス人の証明書ってのをみんないつもね誰でも携帯してんの。 |
| アサヒ： | それってイザベルは持ってないの？ |
| イザベル： | 持ってない。それって自分で申請しないといけないらしくて…まぁ１０年有効なんだけど… |
| アサヒ： | １０年。ほんとパスポート級だね。 |
| イザベル： | うん。まぁそれを大使館行ってやらないといけないんだけど、まだそれもやってなくて…、とかね。そう、なんか証明書のたぐいが…。…あと、学校のほうもほら、学科長といろいろ面接したりして単位交換がどうとか話つけたりして… |
| アサヒ： | ふーん…。え、イザベルってさぁ、あっちにいってから帰ってくるの？ |
| イザベル： | 帰ってこない。４年の後期までは帰ってこない。 |
| アサヒ： | てことは、５年で卒業って感じになるの？ |
| イザベル： | そう…だね。そうなるね。 |
| アサヒ： | そうか…。…ていうかもうかなり留学の話に…（笑）。 |
| イザベル： |
ほんとだ（笑）。しゃべりこんでどうする（笑）。 |
| アサヒ： | （笑）。なんか普通に話してたもんね（笑）。うーん、ではその辺にして、最後にこの公演の見どころと、お客さんに一言…。 |
| イザベル： | えー！？そんなん！ちょっとまってよー。それが一番むずかしくない？うーん…、ほかの人はなんていってたの？ |
| アサヒ： | たしかにムズイ。おれもすぐ言えない。そんなん聞かれたら（笑）。 |
| イザベル： | （笑）。まって！？見どころー？どうなんだろう。…まぁ、…ふとした瞬間に笑ってくれると、すごくうれしい。 |
| アサヒ： | あー…。 |
| イザベル： | こう、リラックスして普通にこう…、楽しんでもらえれば、それが一番…。変に難しいことを考えずに…。うん。まぁいろいろ難しいことを考える人もいるんだろうけど、とりあえず、一箇所でも面白いところがあれば…（笑）。 |
| アサヒ： | （笑）。いや、あるでしょ。 |
| イザベル： | （笑）。あるかな。 |
| アサヒ： | あるあるある。 |
| イザベル： | あるかー。うれしいな。 |
| アサヒ： | じゃ、それも一言と一緒でいいかなぁ？ |
| イザベル： | 一緒でいいかな（笑）。そう、なんかねー、コリージョンのときに、怒りすぎとかってあたし言われてたんだけど… キレすぎとか。アンケートに書かれてて、なんだっけ？、…そう、「りりこさん」が。だけど、まぁたぶん今回もそーいうのがくるんじゃないかっていう（笑）、予想はある。キレすぎ、って…。 |
| アサヒ： | そうなの？ |
| イザベル： | うん。そう、あたしがあまりにも怒りを一通りにしか表現できないから…。いろんな怒りがあるでしょ？ でも、あたしはダメなんだよ。こーいうやりかたっていう…一通りにしか出来ないから。たぶんそれでね、怒りすぎっていう印象を持たれちゃうんだと思うんだけど…。…まぁ、がんばってるんで…。 |
| アサヒ： | …はい（笑）。がんばってるんで？ |
| イザベル： | （笑）。でも、お客さんにたのんでも仕方ないか（笑）。ま、おもしろいところがあればうれしいですって感じ。うん。笑ってくれると、うれしい。 |
| アサヒ： | そうですか。では、ありがとうございました。 |
| イザベル： | ありがとうございました（笑）。 |
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中尾麗イザベル |