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Collision course」インタビュー


中尾麗イザベル
中尾麗イザベル

Nakao Rei Izabel
工藤りり子役



イザベル: (こっちが質問する前にしゃべり始める)もう今日、本当にお客さん多くて
本当大変だったんですよ。なんかブレンド頼まれて200円、出されたんですよ、お客さんに。で、お釣り、私二百いくら出しちゃったのね。おつりじゃねえっつうの。220円くらいかな。それとは別にいつも不思議そうな顔して買ってくお客さんがいて、今日もまた不思議そうな顔して買ってったんだけど、いきなり戻ってきて「お釣り違いました」って言って80円戻してきたのね。だから現金誤差がもう本当すごいことになっちゃうところだったんだけど、不思議そうな顔したその不思議なお客さんが80円戻してくれたおかげで120円ぐらい抑えられてちょっとハッピーなのよ。
隊長: ちなみにその不思議そうな顔したお客さんは何を買ったんですか。
イザベル: 覚えてないよ!(外人調に)
隊長: 今まで稽古で印象に残ったことを教えて下さい。
イザベル: 最近で言うと、お茶を吹いてくれといわれたのが衝撃でした。
でも猪瀬さん(演出)が、最初に見本を見せたときに、あ、結構ドキッとしたって言うか、単に汚いとかじゃなくて、なんだろうなあ、まあ、そのときは、ドキッとしたのが本音なんですけど、ハッとさせられたというか、日常だと、あーきたねえで終わっちゃうんだけど、そのときはなんか…。
隊長: 猪瀬さん(演出)のお茶の噴出し方はそんなうまかったんですか?
イザベル: 見事でした。
隊長: 路上パフォーマンスでも大活躍のイザベルさんですが、
パフォーマンス中は、どんな気持ちなんですか?
イザベル: 最初は四谷駅前だったんで、まあ、だったんでってわけでもないんだけど、(力んで)最初の瞬間は、越えちゃったなあって感じなんだけど…わかりずらいかなあ…段階があるんだけど、最初、声の出し始めは超えちゃったなあと思って、自分の声で舞い上がっちゃわないように、とにかく声を出すっていうか、外人になるんですよ(いんちき外人風のフランス語講座というパフォーマンスをやりました)。そのうちちょこっと余裕が出てきて通り過ぎる人の表情が見え始めるとちょっと媚びる感じになってもうちょっといくと冷静に自分の立場って言うか状況ね、が客観的に見えてくるようになると、さらしものじゃん、という淋しい気持ちが超ハイテンションしゃべってるのとは裏腹に出てきちゃう。
隊長: ありがとうございました。



しゃべりだしたら止まらないイザベルさんへのメッセージは、info@anjuta.netまで。



中尾麗イザベル

中尾麗イザベル
nakao rei izabel



どっからどうみても外人顔のフランス人ハーフ女優。その容姿を利用して、情報宣伝パフォーマンスでは、 本来流暢な日本語しゃべれるのにわざわざ外人しゃべる風日本語で(いわば逆ざや現象)フランス語講座を展開。その独特な見た目と話し方は、洋物好きにはたまらない


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